シーリングとコーキングの違いって？疑問を解決！！【地域密着の岐阜市・各務原市・美濃加茂市の屋根工事・外壁塗装・防水工事専門店feelgood】｜現場ブログ｜フィールグッドfeelgood

シーリングとコーキングの違いって？疑問を解決！！【地域密着の岐阜市・各務原市・美濃加茂市の屋根工事・外壁塗装・防水工事専門店feelgood】

2023.11.04 (Sat) 更新

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外壁塗装や建築関連の打ち合わせやお見積りなどには、コーキングとシーリングという用語がしばしば登場します。これらの言葉は、日本語において同じ意味で使用されることが多いため、混同されることがあります。しかし、実際にはそれぞれの言葉には異なる歴史と文脈があるのです。今回のブログでは、コーキングとシーリングの違いについて詳しく説明します。

シーリングとコーキングの違い
シーリング（Sealing）
コーキング（Caulking）
何が違うのか？
根本的にシーリング（コーキング）の役割は？
シーリング（コーキング）の劣化症状
～最後に～

シーリングとコーキングの違い

シーリングとコーキングは、建築や建設関連の作業において使用される2つの異なるタイプの材料です。以下に、それらの違いについて説明します。

シーリング（Sealing）

＜役割＞
シーリングは主に隙間や接合部を密封し、水、空気、音、塵などの外部要因からの侵入を防ぐ役割を果たします。これは、建物内部と外部環境とのシーラーを形成するために使用され、一般的に防水性を重視します。バスルーム、キッチン、窓、ドア、屋根などの場所で使用されます。
＜成分＞
シーリング材は一般的に柔軟な材料で、シリコーン、ウレタン、アクリル、ラテックス、ポリウレタンなどのポリマーを含む様々な化学物質から作られています。これらの材料は耐候性や耐久性を持ち、多くの環境に適しています。
＜外観＞
シーリングは一般的に柔らかく、滑らかな外観を持ち、色や透明度が多様で、建物の外観に合わせることができます。

コーキング（Caulking）

＜役割＞
コーキングは隙間や目地に充填し、水漏れや空気の侵入を防ぐ役割を果たします。主に建材の接合部や外壁などで使用され、防水性に加えて、建物の構造を補強し、気密性を確保する役割があります。船舶の製造に由来し、水漏れ防止のために使われていました。
＜成分＞
コーキング材も柔軟な材料ですが、一般的により硬くて耐久性が高いものが使われます。シリコーン、ポリウレタン、アクリル、ラテックス、ビチューメン（アスファルト）などが一般的な成分です。コーキング材は、建材の接合部を補強し、長期間にわたる保護を提供するために設計されています。
＜外観＞
コーキングは通常、より硬く、シーリングよりも粗い外観を持ちます。色は一般的に白または黒が多く、耐候性が求められる場所に使用されます。

何が違うのか？

シーリングとコーキングは、建物や外装の密封を目的としていますが、日本の外壁塗装工事では、これらの用語が同じ作業を指すことがあります。具体的には、窯業系サイディングボードの継ぎ目に目地材を充填する作業を、コーキングやシーリングと呼んでいます。また、この作業をシール工事とも呼びます。

要するに、建築やリフォームプロジェクトにおいて、建物の隙間や接合部を密閉し、水漏れや外部要因の侵入を防ぐために使用される材料や作業は、このように異なる名前で呼ばれることがあるのです。

根本的にシーリング（コーキング）の役割は？

シーリング材は、建物を水から守り、外壁材を揺れから保護する大切な役割を果たしています。窯業系サイディングの建物では、サイディングボードを組み合わせるために、目地と呼ばれる繋ぎ目が存在します。ここに充填されるゴムのような材料がシーリングです。この材料は防水機能を提供し、建物内部でも例えばバスタブと壁の取合い部分にも使用されることがあります。

シーリング（コーキング）の劣化症状

シーリングは経年とともに劣化し、交換が必要となる部分です。劣化の症状として、以下のものが挙げられます。

【紫外線によるひび割れ】
シーリングは日光に晒されることが多く、紫外線の影響を受けるため、ひび割れが発生します。
【肉やせ】
シーリングは耐用年数を超えると、肉付けが薄くなることがあります。
【剥離】
シーリングが建材から離れて隙間を作ってしまう剥離も一つの劣化症状です。

これらの劣化症状は、放置すると雨水の浸入を招き、防水機能を損なう可能性があります。また、シーリングが硬化すると、建物の揺れによる衝撃を吸収できず、外壁材にダメージを与える可能性もあります。そのため、シーリングの状態を定期的に点検することが大切です。